2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

堀江宗正先生著『若者の気分 スピリチュアリティのゆくえ』/スピリチュアル・ピープルの現代的実像とは…

「ニューエイジ宗教は必ずしも新しくない」等と言われて久しいですが、現在の日本で、スピリチュアルを信奉する、しかもその中でも若い人の実像とはどんなものなのでしょうか。この本では、その難しいタスクにチャレンジしています。スピリチュアリティのゆ…

中西新太郎先生著『若者の気分 シャカイ系の想像力』(ブログ加筆修正しました)

教養衰退後のオタク的心性は、非政治的だと解釈されそうですが、この本で中西先生は、青少年向けのジャンル「ライトノベル」を読み解く限り、必ずしも非政治的とは言えない、と結論しています。シャカイ系の想像力 (若者の気分)作者: 中西新太郎出版社/メー…

本田由紀先生著『若者の気分 学校の「空気」』

俗に「中2病」などと言いますが、現在の中学2年生たちをめぐる状況は、どうなっているのでしょうか。本田先生のこの本ではそれを、神奈川の中学2年生および親御さんたちへの大規模なアンケート調査から論じています。学校の「空気」 (若者の気分)作者: 本…

ニューエイジは人類教になりうるか New Age Healers and the Therapeutic Culture

ニューエイジ・ヒーラーさん100人以上にインタビューしたというJames Tuckerの論文"New Age Healers and the Therapeutic Culture"(Imber編著の8章)を読みました。 自己犠牲・絶対主義・普遍の真理といった特徴をもつ宗教的ドグマは、セラピー文化と、見…