庄司興吉先生「中間」講義

2012年1月21日、清泉女子大学において、退職される庄司先生の特別講義がおこなわれました。
話は先生の幼少期にさかのぼり、疎開先の山形から都心の中学に進み、当時の最先端の文化や教養に触れていったご様子を窺うこともできました。
社会科学に深い関心を持ちながら、世界を渡り歩いて世界市民学を構想し、長年大学生協にも関わってこられた庄司先生ですが、現代社会を把握してゆく中で、近代化したヨーロッパ社会にも、人種民族的階層構造があることに気付き、しかしそれを是正してゆく市民の力にたいへん期待をかけてこられたようです。また、日本の大学生協というのは世界的に見てもまれな集合体で、学生が理事会に入り主体的に運営してゆくという仕組みを持っているとのこと。
今後も地球市民塾などを通じて、市民の事業によって社会を良くしていくことをサポートされるご計画だそうです。したがってこれは最終講義ではなく中間講義であるとのこと。ますますのご活躍を祈念します!

大学改革と大学生協―グローバル化の激流のなかで

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