宗教学の名著30

島薗進先生の新刊が満を持して刊行です。

宗教学の名著30 (ちくま新書)

宗教学の名著30 (ちくま新書)

現代思想や人文科学の最先端を宗教学に取り入れてきた島薗先生の宗教学世界が見事にあらわされていると思いました。

これはちくま新書で、歴史学政治学社会学の名著30に続くシリーズです。
きょう指摘を受けたのですが、なんとこの4つ全部に登場している著者がいます。
マックス・ウェーバーです(『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』が3分野、『職業としての政治』が1分野)。
『プロ倫』、それだけの価値ある書だとは思いますが、キリスト教や神学がわかっていないとちょっとつらい面もある書ですね。あと岩波文庫訳はもうちょっとこなれていると良いなといつも思います。