「左」が人気ない理由。

書こうと思ってなんとなく書いていなかったネタです。

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四

去年の文壇回顧みたいな特集で、複数の人が年間ベストに挙げていた(数少ない)本。
現代政治学のちょっと変わった論考で、著者氏が実際に体験した1970年代初頭、東京郊外の公立小学校における論理から、その後の日本人がたどった「政治風土」のようなものを論ずる、といった内容です。
読了はしていないのですが、どこか視点が面白く感じました。
どこまで著者氏と視点がクロスしてるか自信がないですが、ふと思ったのは、
最近、特にネットではいわゆる政治的な「左」の見方が人気ないですが、
そうゆう「左」って、確かに自分が小学校の時に日教組系熱血教師が言っていたような「タテマエ」にたいへん近い気がする、ということです。
その青い「義侠心」のようなものに、小学生だとコロッといってしまうのですが、しかし、30歳も越えると「あん時あんなふうにセンセイゆってたけどさぁ、言われたコトしつづけても、ヨノナカなんてちっとも良くなってないじゃんかよ」という「生活実感」が出てきても不思議ではないですね。
この辺が「左」の人気がない密かな背景のような気がします。
上手く言えませんがそんな感じです。