家族の解体?

何やら斎藤学さんあたりがコメントしそうな事件が依然起こり続けている現代にっぽんですが・・・。
一生添い遂げる、父母と子ども2〜3人ぐらいの核家族。そうした当たり前のことが崩壊してきているからこそ、家族の問題がクローズアップされるのでしょう。
そこには、相反する2つの規範があるような気がします。
ひとつには、個人は、家族の束縛など乗り越えて、好きな事を追求して良いという規範。
しかしいっぽうで、トラウマを抱えないようにキチンと養育してほしい、「こんなアタシになったのは親のせいだ!」という主張も出てきます。
つまり、自分は好きな事をしたいけれど、親からは自己犠牲的な愛を注いでもらいたがっているのです(笑)
アダルトチルドレン現象というのは、従来はプライベートなこととして問題にはならなかったはずの「家庭の養育」を公的に異議申し立てをした先駆だったのかもしれません。