ライムスター公開収録

NHK教育佐野元春さん司会で、毎回ゲストを迎え、学生さんたちを聴衆にして毎回収録されている「ソングライターズ」をまた観覧してきました。今回のゲストはRHYMESTERでした。
そもそも佐野さんの「Visitors」は、日本語でラップに挑戦した最初のアルバムとも言われています。そんなお二方(お二組?)の対話になりましたが、割と真面目かつ地味目にラップの作詞についてトークされていました。
圧巻はワークショップ・コーナーで、4行×2、およびサビ2行のリリックを、会場からの挙手で(!)募り、その場でいちばん良いものを組み立てて、最後に宇多丸さん、Mummy-Dさん(w/ DJ JINさんのターンテーブル)で、ほぼ即興でパフォーマンスしていました。
日本語の詩において、やはり七五調というのは、重要な要素なのだなとあらためて思わされました。
たとえば「でも 弁当の中身は ビフテキ」という詩を見たMummy-Dさんはすぐ「弁当の中は」と書き換えていました。つまり、

♪デモ ベントノ ナカミワ ビフテキ ですと
_**_1234_5678… と、約8音になってしまうわけですが

♪デモ ベントノ ナカワ ビフテキ
_**_1234_567… だと、中心部分が、うまく7音で、ノリが良く表現することができるというわけです。

思えば彼らがCDデビューした1993年と言えば「虎舞竜」「ZARD」「島唄」などが流行った年! それを考えると、日本語ヒップホップを現在に至るまで続けてきたということだけでも、本当にすごいことだと思いました。