樫尾直樹先生新刊。

ジュンク堂にて、樫尾先生の新刊を発見しました。

スピリチュアリティ革命―現代霊性文化と開かれた宗教の可能性

スピリチュアリティ革命―現代霊性文化と開かれた宗教の可能性

文化人類学を起点に、ここ何年間かはスピリチュアリティをキーワードに探求なさっておられた「樫尾宗教学」の、ひとつの到達点とも言うべき作品だと思いました。
5章「セラピー文化と宗教の復権/再編成」では、葛西賢太先生ご著書や、わたくしの拙著も大いにご紹介くださっています。
「[セラピー文化における]『弱い自己』像は、モダニズムの否定」という解釈(p.166)に関しては、非常に丁寧に読み込んでくださったのだなぁという感謝の念でいっぱいです。
また樫尾先生と学会などの場面で議論ができる日を楽しみにしております。