若き日の「トンガリ」とか集団意識とか

しばしば、編入したり転部したりした学生さんに多いようですが、妙にトンガっていたり、教員にややもすると挑戦的なコメントばかり書いてくる生徒さんというのがたまにいます。
私もそうでしたし、そういう気持ちはよくわかります。
しかし、その憤ったテングの鼻(というのか)は、いつの日か必ずへし折られたりします。
ある意味、真の優等生は「どうやったら教員を喜ばせられるか」という視点で動いていたりします。
なんというか、まとめてしまうと身も蓋もないけれど、
「どんなに正義にみえる集団でも、そこには微細な政治力学が働いており、個人と組織が闘って勝てたためしはない(まあ、更に言えば、上品と下品が闘って上品が勝つことも少ない(笑))」
「『正しいか間違っているか』で関わっているうちは、社会的にはコドモ」
そんな側面があります。(もちろん、青臭い正義感が世の不正を暴くこともまれにはありますが)
そして、利得というものは、本質的に人間関係の中で、あるていど集合的にしか得られないものでもあります。
思えば私も、何度か目上の人にたしなめられた瞬間があり、その時は違和感ありまくりでしたが、しかし、そういう場面で紳士的にやんわり言ってくれた一部の人物には、今は本当に感謝したりもしています。